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三重地域会員懇談会(7/5)

中経連は、7月5 日(水)三重地域会員懇談会を津市内で開催し、水野会長、伊藤副会長、安藤(仁)副会長をはじめ20名が参加した。水野会長の挨拶に続き、事務局から今年度の主要事業活動について説明した後、意見交換を行った。参加者からの主な発言は以下のとおり。

【人手不足に関する意見】
・人材不足の対応として、女性や外国人の登用が必須である。特に若者の県外流出を防ぐためには、県内企業が魅力ある職場を整備することや外部へPRすることが非常に重要である。
・物流業界では、「2024年問題」として挙げられる人手不足が非常に大きな課題となる。まずはDXやデジタル化を通じて作業効率を向上させることが重要である。
・中経連からは作業効率向上を高める先進技術を有するスタートアップ企業などを各企業に情報提供いただきたい。

【地域の魅力向上に関する意見】
・世界の高所得ワーカーには生活する場所に重きを置き、在宅で仕事する人々がいる。そういった人々に向けて、三重県の豊かな自然や食文化などの魅力を効果的に発信すれば、移住を促すことができるかもしれない。
・地域の観光地や食などに関する歴史や文化のつながりがあまり知られてない。観光客にも「三重県にまた来たい」と思わせるためには、歴史・文化のつながりをストーリーとして感じていただくことが重要である。
・災害に強いまちづくりを目指し、外部へ発信していきたい。

【女性活躍推進に関する意見】
・現時点では、社内で女性管理職として活躍してもらうためのサポートが不足している。女性が企業内で活躍できるよう環境整備を進めたい。
・県内の女子高校では、理系学部を選択する学生が非常に少数である。女子高校生やその下の世代に、理系の魅力や、理系の知見を生かした仕事の面白さを伝える機会があると良い。

【事業承継に関する意見】
・全国の後継者不在率の調査によると、三重県は不在率が低い県となっているものの、実際には後継者難で廃業に追い込まれる事例もあり、経営者のなり手不足が顕著な課題である。今後、多くの中小企業が廃業になると、日本経済に大きな打撃になる。
・後継者難による廃業を防ぐためには、経営者が事業承継の重要性を理解する必要があり、事業承継を支援する側の人材育成も進めていかなければならない。

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