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水野会長「5月度定例記者会見」あいさつ要旨 (5/19)

水野明久 中部経済連合会会長の定例記者会見を開催し、役員人事を公表するとともに、ナゴヤ イノベーターズ ガレージの拡張について説明しました。

◆明治用水頭首工の漏水
大規模な漏水の発生により、工場の一部稼働停止や、発電所の受水停止、田植えができない状況などが発生しており、社会経済に広く影響がでております。また、収束の見通しはたっておらず、長期化すればサプライチェーンを含め、影響がさらに広範にわたる可能性があり、強く懸念するとともに動向を注視しているところであります。工業用水は、生産や発電に欠かせない「産業の血液」であり、行政には、早期の復旧と原因究明をお願いしたいと考えております。
中経連では、2019年5月に公表した提言書「南海トラフ地震等が中部経済界に与える影響を最少化するために」において、工業用水の脆弱性を指摘し、耐震化や老朽化更新の加速などについて行政に要望してきたところです。
今回の事象や、激甚化する自然災害などを踏まえ、社会インフラである工業用水の整備の重要性があらためて浮き彫りとなっていることを踏まえ、他の工業用水も含めた設備の健全性の確認や、事前対策の徹底などに早期に取り組んでいただけるよう、あらためて要望をしてまいります。

◆役員人事 【資料:理事候補者について(PDF)】
本日の理事会で、
・副会長に  株式会社三菱UFJ銀行 副頭取執行役員の高原 一郎さん、
・専務理事に  増田 義則さん、
・常務理事事務局長に  宮本 文武さん、
を新たな候補者として決定いたしました。
高原さん、増田さん、宮本さんにおかれましては、豊富な経験を中経連の活動に、活かしていただけるものと期待するとともに、続投いただく皆さまにも、引き続き、強力なリーダーシップで、中部圏をけん引いただきたいと考えています。
副会長・理事につきましては、6月9日の定時総会および総会後の理事会で選任されます。新体制でも、一丸となって、中部圏の地域力の向上にむけて取り組んでまいります。
なお、定時総会は、6月9日15時より名古屋東急ホテルにて開催する予定です。定時総会終了後には、城郭考古学の第一人者として知られる、奈良大学の千田 嘉博 教授をお招きし、「城づくり 街づくり-中部地域の文化をさぐる-」というテーマで、戦国時代の城づくり・街づくりから、織田信長などの武将の考えや、当時の人々の暮らし・文化に関する研究成果などについてご講演いただく予定です。

ナゴヤ イノベーターズ ガレージ拡張  【資料「ナゴヤ イノベーターズ ガレージの拡張について」(PDF)】
2021年11月の記者会見でご紹介しましたとおり、メンターや先輩起業家による支援や、起業家同士が集い互いに交流することにより熱量を高めていくため、さらなる仕掛けやコミュニティの場が必要と考え、ガレージの拡張を決定しました。
新エリアの正式名称を「Nagoya Innovator’s Garage Annex」とし、設立から3年の節目となる7月8日のオープンに向けて準備を進めているところです。
内装については、「ワイワイガヤガヤ」をコンセプトに、スタートアップや企業の新規事業開発者、学生、メンターなどが自然体で交流し、共創が進むよう、生活感や雑多さを意識した「たまり場」のような空間としており、コミュニティの形成や、ビジネスプランのブラッシュアップの一助となることを期待しています。
また、拡張後には、起業家予備軍の方や、起業直後にあるスタートアップのさらなる成長を促進するため、メンターや先輩起業家による支援を充実させる考えであります。
具体的には、既存のメンタープログラム「IGES」に加え、設立時より連携する名古屋市が現在公募している「スタートアップサポートコミュニティ等形成事業」において、スタートアップとメンターが直接つながることができるWEBサイトを構築し、メンタリングの機会を増やしたり、メンターとの交流やビジネス拡大に繋がるような交流会を開催してまいります。

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