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報告書「中部圏のイノベーション活性化に向けて 2019(2018年度イノベーション委員会活動報告)」を発表(3/25)

中経連は3月25日(月)、総合政策会議において、イノベーション委員会(委員長:竹中副会長、共同委員長:安形副会長)にて取りまとめた報告書「中部圏のイノベーション活性化に向けて 2019(2018年度イノベーション委員会活動報告)」を報告、公表した。

安形共同委員長および事務局から、報告書の基本的な考え方、概要について、以下の通り説明があった。

・弊会では、2017年度にイノベーション委員会を新設し、“中部圏のイノベーションを触発し続ける仕組み”の構築に関する活動を行ってきた。

昨年度に公表した「中部圏のイノベーション活性化に向けて」において、目指すイノベーションを「企業や起業家など経済活動の主体がこれまでとは異なる方法で、新たな経済的価値を生み出すこと」と定義した。また、中部圏のイノベーションエコシステムにおける6つの課題((ⅰ)危機感が薄い、(ⅱ)交流・対流の合意機能が不足、(ⅲ)IT 関連事業者・ベンチャー企業が少ない、(ⅳ) 新規事業開発を実際にやり、失敗できる場が不足、(ⅴ)新規事業開発や新しいタイプのIT 人材が不足、育成機能も弱い、(ⅵ)仕組み全体としての推進力が弱い)が存在することを挙げ、官学にも働きかけながら、自らも中部圏イノベーション促進プログラムを開始し、課題への対応に取り組んできた。

・昨年10月の中部産業振興協議会では、イノベーションを促進するための拠点について、議論を行い、中部圏におけるイノベーション拠点の必要性について賛同を得た。さらに、拠点に求められる6つの機能(ノード、リンク、メディエーション、コミュニティ、プログラム、サポート)を定義し、次年度の開設に向けて具体的に検討を進めることを表明した。

・本活動報告では、その検討の結果として、交流・対流機能を特徴とするイノベーション拠点の整備を提案している。拠点では、前述の6つの機能を特徴とした独創的な活動を実施していく予定である。

◆報告書はこちら(PDF)
◆中部圏のイノベーション拠点の企画及び事業計画はこちら(PDF)

今後は、本報告に記載したイノベーション拠点を整備し、そこでさまざまプログラムを実行するとともに、新たな発想を持ったプレイヤーが活躍できる地域のイノベーションシステムの整備に向けて、関係機関と連携して持続的に取り組んでいく。

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