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三田会長 年頭所感

新年、あけましておめでとうございます。会員の皆さまにおかれましては、健やかに新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。
旧年中は、格別のご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、昨年は、わが国経済が再生へと大きく動き出し、新たな成長に向けた転換の年でありまし
た。輸出企業の多い中部の景気も、円高是正などにより改善したほか、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催決定や、リニア中央新幹線の環境影響評価準備書の公表により、街づくり構想策定の議論が本格化するなど、明るい話題が多くありました。国際的には、TPP交渉が進展を見せる一方、中国、韓国との関係は改善が見られない厳しい側面もありました。

今年は、4月に消費税の引き上げが予定されておりますが、政府には、景気への影響を最小限にするよう、経済対策を適切に実施するとともに、再興戦略をスピード感をもって推し進め、わが国経済の成長を確かなものとし、明るい年となるよう、強いリーダーシップを発揮していただきたいと思います。我々民間も、世界経済の枠組みが大きく変わろうとしているなか、将来の変化を見通し、新たな産業を育成するとともに、既存産業の変革を進めていくことが重要であります。また、経済・社会の基盤づくりも一層推進していく必要があります。

中経連は引き続き、自由な発想と創意工夫の精神を活かした「ものづくり」、高度な技術力やグローバルな視点を持った「人づくり」、そして、魅力と個性に溢れた「地域・街づくり」に取り組んでまいります。その実現のためには、広域的な連携が不可欠であります。観光産業、航空宇宙産業では、「昇龍道プロジェクト」や「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」のように、行政の枠を超えた広域での取り組みが始まっております。こうした取り組みを、インフラの整備や医療、農業など様々な分野に広げ、各地域が方針を共有し、連携して、『中部の明るい未来』の実現に向けて前進してまいりたいと思います。

引き続き、皆さまのご支援とご協力をお願い申し上げますとともに、本年が皆さまにとって素晴らしい年となることをご祈念申し上げ、私の新年の挨拶とさせていただきます。

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