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経済4団体新春賀詞交歓会の開催と記者会見の概要

1月9日(木)、中経連は、名古屋商工会議所、中部経済同友会、中部経営者協会とともに、新年恒例の「経済4団体新春賀詞交歓会」を名古屋市内にて開催し、約900名が参加した。

主催4団体を代表し、名古屋商工会議所の岡谷会頭が新年の挨拶を述べ、大村愛知県知事の祝辞、河村名古屋市長による乾杯の後、出席者一同で景気の本格回復などを期待し、新年を祝った。

 

これに先立ち、4団体代表者の記者会見が行われた。

三田中経連会長は「世界経済の枠組みが大きく変わるなか、新たな産業の育成や既存産業の変革、経済・社会の基盤づくりを一層推進していくためには、広域的な連携が不可欠。『昇龍道プロジェクト』や『アジア№1航空宇宙産業クラスター形成特区』など行政の枠を超えた広域での取り組みを、インフラ整備や医療、農業など様々な分野に広げ、各地域が方針を共有し、しっかり連携していくことが重要である。中経連は、会員の皆様や国、自治体との連携を一層強め、中部の明るい未来の実現に向けて前進していく」と今年の抱負を語った。また質疑応答での発言要旨は以下のとおり。

 

<景気見通しと成長戦略への期待>

・消費増税の影響はないとは言えないが、買い控えが一巡する夏場以降、徐々に回復していくと思う。そのためには、政府の成長戦略の3つのアクションプラン(日本産業再興プラン、戦略市場創造プラン、国際展開戦略)をしっかり実行していくことが重要。産業競争力を強化するため、中部圏内での国家戦略特区の指定や設備投資減税の積極的活用、競争環境のイコールフッティングを進めていくことが必要と考えている。

 

<リニア中央新幹線を活かした街づくり>

・リニア中央新幹線を中部圏の発展に活かすためには、駅が建設される名古屋市、中津川市、飯田市をはじめとする各地域が、今後の100年を見据え、独自性を有した魅力ある街にしていくことが大切。特に、名古屋駅については、中部圏のハブ機能を担う中核として再開発するというポリシーをもって街づくりを進めることが重要と考えている。中経連としても、各地域の行政機関や事業者とともに、早期に具体的なプロジェクトがスタートできるよう、最大限努力していく。

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