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第39回Next30産学フォーラム(7/30)報告

7月30日(月)、Next30産学フォーラムは、39回目のフォーラムを中京テレビ放送クリエイティブルームにて開催、24名が参加した。
今回は、名城大学理工学部電気電子工学科准教授の増山岳人氏による講演、南山大学人文学部准教授の佐藤啓介氏による講演&ワークショップを行った。

増山氏は、「ロボットは何を学習しているのか」と題して、人工知能研究における機械学習を用いたコンピューターによる学習の仕組みを紹介した。機械学習という分野は今後も大きな可能性を秘めていることを強調しながらも、システム設計者によって定められた限定的な設定の範囲内でしか問題や課題は解決されないことを説明。また、人の振る舞いの背後にある意図のようなものをロボットが推定することで模倣を行う枠組みについては、まだ多くの課題があり、今後も精度向上のため研究に取り組んでいきたいと述べた。

佐藤氏は、「しあわせを哲学する -幸福とは何か、幸福をどのように測るのか-」と題して、幸福の考え方や定義を学術的な観点やアニメ主人公の印象的な場面を例示して説明。これを踏まえて、参加者はこれまでに幸福と感じたことを振り返り、4~5名に編成されたグループ内で、自身の幸福のエピソードを添えて自己紹介を行った。その後、佐藤氏から各自が思い出した幸福エピソードをもとに、「各グループ全員がなるべく幸福になるような企画を立案する」という課題が出された。グループで意見を出しあった後、さまざまな「幸福」プランの発表が行われ、参加者は新たな発想や気づきを得ることができた。

その後の懇親会では、参加者が講師を囲み、それぞれの研究について意見を交わすなど、一層の親睦を図った。

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増山氏による講演の様子

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「幸福」プランを発表する参加者

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