2026.9.10
活動報告
中経連は、中部圏各地域における会員の声を事業活動に反映させるとともに、会員相互の交流を促進することを目的に、諏訪市内で「諏訪・松本地域交流会」を開催し、会員企業および事務局役員など計15名が参加した。自由懇談では、「産業・技術」「GX」「地域活性化」「観光」「社会基盤」などをテーマに諏訪・松本地域の現状や将来展望について活発な意見交換が行われた。中経連では、今後も各地域において同様の交流会を順次開催していく。
<<参加者からの意見>>
<産業・技術>
・地域内には高度なものづくりエコシステムが形成されており、精密加工や機械加工をはじめとする世界水準の技術力を有した企業が複数立地している。
<GX>
・海外取引先などからサプライチェーン全体(Scope3※)での脱炭素化が強く求められる中、中小サプライヤーにおけるCO2排出量の可視化や削減対応が大きな経営負担となっており、地域全体での支援策が急務となっている。
<地域活性化>
・若年層の地元定着に向けて、各企業の働きやすさや住みやすさなど、企業や地域の魅力を一体にした発信をしていくことが有効である。
<観光>
・諏訪は豊かな自然や宿場町としての歴史的資産、温泉などの観光資源を有しながらも、宿泊施設の稼働率が低迷している。物見遊山の観光から、地域固有のコンテンツを生かして稼ぐ力を高める「滞在型・体験型」への転換に力を入れている。
<社会基盤>
・古い軟弱地盤の上に走る細い道路や急増する空き家への対応など、防災や居住環境の面で課題を抱えている。
・工場の新設・拡張に際しては、道路事情や用地不足、細分化された土地が大きな制約となっている。コンパクトシティの推進や産業用地の確保に向けた国・県レベルでの支援が求められる。
※企業が温室効果ガス(GHG)排出量を管理する上での領域。
・Scope1:事業の現場から直接排出されるGHG
・Scope2:自社が購入した、他社から共有された電気・熱などのエネルギーの使用に伴い間接的に排出されるGHG
・Scope3:輸送や廃棄など、自社の事業活動に関わっている他社の排出したGHG(Scope1、2以外)