2026.5.12
活動報告
中経連は、東海情報通信懇談会(※1)主催の「ものづくりDXWG(※2)第4回勉強会」に参加し、講師として登壇した社会実装推進部の森担当部長が、2026年3月に公表した提言書「DXとGXによる製造業のスマート化を起点とする産業の進化と多様化」の方向性を関係機関と共有した上で、今後の連携協力を呼びかけた。同会には、勉強会の会員をはじめとする76名が参加(オンライン含む)した。
勉強会では、中経連の講演に加え、「サプライチェーン攻撃の現実と対策」をテーマに(株)クエストの畠中幸一氏が講演したほか、名古屋大学教授の河口信夫氏を座長としたディスカッションが行われ、登壇者との活発な意見交換が行われた。
ディスカッションでは、中経連が提言する「人材育成および新たな価値創出のあり方」について議論が集中した。その中で、「人材育成は大学が主導すべき重要な領域である一方、AIを前提とする社会で、必要とされる人材像や教育プログラムを描くことは、大学側にとっても容易ではなく、産業界との継続的な対話と協働が不可欠である」との認識が共有された。
新たな価値創出に向けては、行政が一定の問題意識のもとで次世代につながるテーマ創出を主導し、補助・実証事業の枠組みの中で推進していくことの重要性が指摘された。
参加者からは、「製造業におけるDX・GXを取り巻く課題認識や提言の狙いについて理解が深まった」との声が寄せられるなど、全体として高い関心が示された。
中経連は今後も、関係機関との連携を深め、本提言の具体的な実装に向けた取り組みを推し進めていく。
※1 東海地域(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)の特性に応じた情報通信・放送の普及・発展を通じて、産業経済活動の活性化および暮らしの質向上に寄与することを目的に、1985年に産・学・官の連携により設立。地域DXやICT(情報通信技術)に資する人材育成、情報通信分野における最新動向の共有などを中心に、講演会・分科会活動を展開している(会員数約200名)。
※2 東海情報通信懇談会において、産学官が製造業のDX推進をテーマにした実践的な議論と情報共有を行うため、2025年度に設立されたワーキンググループ。
