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持続可能な観光地域づくりシンポジウム(2/29)

経済産業省中部経済産業局と国土交通省中部運輸局によるシンポジウムが、「2025年大阪・関西万博に向けた中部地域のインバウンド誘致」をテーマに開催された。本シンポジウムは、中部圏への効果的な誘客により「稼ぐ力」を高め、当地の持続可能な観光地域づくりの促進を目指すものであり、中経連からは(一社)中央日本総合観光機構の代表を兼任する水野会長が出席した。
基調講演では、(一社)JARTA(※1)代表理事の高山傑氏から、「サステナブル・ツーリズムの動向と地域の課題」と題し、インバウンドから選ばれる観光地域づくりに向けて、「持続可能な観光(※2)」認証を取得する重要性が説明された。

次に、水野会長が登壇し、「中部圏がインバウンド客から魅力的な観光地として認知され、持続可能な観光地域づくりが促進されることを目指し、北陸新幹線の延伸や大阪・関西万博の開始を契機とした広域周遊ルートの提案のほか、データを駆使したプロモーション活動などに注力していく」と挨拶した。

(一社)中央日本総合観光機構マーケティング部担当部長の蛯澤俊典氏からは、来日経験がある米国在住者をメインターゲットに中央日本エリア9県(富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県)の強みである伝統文化や自然を生かした広域観光ルートを提案する取り組みなどが報告された。

第二部では「『持続可能な観光地域づくり』の推進に向けて」をテーマに、高山氏をはじめとした有識者3名によるパネルディスカッションが行われた。
※1 日本における「持続可能な観光」を成し遂げるため、旅行会社や観光客に向けた情報発信や研修会、講演会などを行う団体。
※2 旅行者、産業、環境および地域コミュニティのニーズを満たしつつ、現在と将来にわたる経済・社会・環境への影響を十分に考慮した観光。

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