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年頭所感

昨年は、新型コロナウイルスが5類に移行されたことも後押しとなり、中部圏の景況が大幅に改善した一方、中東情勢の緊迫化や歴史的な円安などを背景とした物価上昇や、深刻化する人手不足が、国民の暮らしや企業経営に大きな影響を及ぼしました。
中部圏がさらなる飛躍を遂げるためには、経済社会の構造転換を進め、直面する足元の難局を乗り越えるだけでなく、未来に向けて経済を一段高い成長軌道に乗せていくことが重要です。

中経連は、2021年6月に、2025年までの中期活動指針として、「付加価値の創造」「人財の創造」「魅力溢れる圏域の創造」を3本柱とした『ACTION2025』を策定し、本年は4年目を迎えます。
2024年は、これまで積み重ねてきた3年間の歩みを礎に、アクセルをさらに力強く踏み込み、以下に掲げる活動の具体化と実行に向けた次の一歩を加速させるとともに、その先、2050年頃を見据えた新たなビジョンを策定し、中部圏の目指すべき姿を示すことで、「地域力向上に向けて躍進する一年」にしたいと考えております。

付加価値の創造
次世代モビリティ社会の構築や、カーボンニュートラルの実現に向けた産学官連携のほか、当地の経済を活性化させるエンジンとなる、イノベーションの創造に向けた取り組みを推進していきます。また、ナゴヤイノベーターズガレージを起点とした名古屋の栄周辺エリアが、イノベーターをはじめ、意欲的にチャレンジする人々で賑わい、アイデアの化学反応や価値創造と実装の連鎖を生み出すまちへと進化できるよう、産学官が一体となってチャレンジしていきたいと思います。

人財の創造
わが国で人手不足が深刻化するなか、リカレント・リスキリング教育や博士人材の活躍、技術者など専門的な業務に就く「高度外国人材」の確保に向けた産学官連携の取り組みを進めてまいります。また、当地で働く外国人労働者の子供達を対象とした日本語・キャリア教育支援など、外国にルーツを持つ人材の活躍や日本社会への定着に向けた活動を展開していきます。

魅力溢れる圏域の創造
観光・防災・デジタル化などの広域課題の解決に向けて産学官連携を深めるほか、交通インフラの整備による利便性向上や、南海トラフ地震などの大規模災害を見据えた社会基盤の強靭化を図ることで、人流と物流を活発化していきます。とりわけ、リニア中央新幹線開業後の「日本中央回廊」形成による効果の最大化に向け、リニア中間駅と南北を結ぶ交通ネットワークの早期整備を働きかけるとともに、安定的な物流の維持・強化に向けた活動に注力してまいります。

中経連は引き続き、地域のステークホルダーや資源をつなぎ、そのポテンシャルを引き出し・伸ばすことで、当地の総力を結集し、社会課題の解決や中部圏の付加価値向上に貢献できるよう、全力で挑戦してまいります。

一般社団法人中部経済連合会
会長  水野 明久

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