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第1回企業防災委員会(9/8)

企業防災委員会は9月8日(金)、名古屋栄ビルディングおよびオンライン形式にて第1回会合を開催し、委員長の大西副会長、共同委員長の平光理事をはじめ40名が参加した。
委員会に先立ち、前岩手県陸前高田市長で、現在は(株)オフィスTOBA代表取締役である戸羽太(ふとし)氏を講師に迎え、「災害対応と復興現場におけるトップの決断~被災地の本当の話をしよう~」と題して講演いただいた(講演会は全会員を対象に開催)。

戸羽氏は陸前高田市長に就任して1か月後に東日本大震災を経験。当時、未曾有の災害現場で起きていた現実や、これまでに被災者の気持ちに寄り添いながら同市の復旧・復興に向け、邁進した自身の活動を振り返り、以下のとおり呼びかけた。
・自然災害を「防災」することはできないが、災害による「禍」を少しでも減らす「減災」に取り組むことはできる。
・減災への取り組みは被災者の「後悔を減らす」ことにつながる。
・地震発生当時、多くの人が避難したにも関わらず、家族などを探すために避難場所を離れ、津波の二次災害に見舞われるケースがあった。
・この悔やまれる記憶を教訓にし、繰り返さないためには、各人が災害を「自分ごと」として意識し、日頃から災害対策に備えておくことが極めて重要である。災害時における家族や大切な人との連絡手段や集合場所の確認など、できることから着手してほしい。

委員会では、平光共同委員長の挨拶に続き、本年5月に企業防災専門委員会が実施した「東北フィールドスタディ(視察会)」について事務局から報告。その後、第一部の講演内容も踏まえた実効性のある企業防災・減災対策のあり方について意見交換を行った。

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