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提言書「社会実装・国際標準化推進による持続的な経済発展に向けて ~経済安全保障への寄与~」を発表(2/6)

中経連は、2月6日(月)に開催した総合政策会議において、経済委員会(委員長:勝野副会長)が取りまとめた提言書「社会実装・国際標準化推進による持続的な経済発展に向けて ~経済安全保障への寄与~」を承認、発表した。
今後、中部圏として実践すべきことに対し、産学官で連携して主体的に行動していくことを呼びかけるとともに、政府・与党、関係国会議員、経済産業省、内閣府をはじめとする関係省庁、国の出先機関、自治体、大学、経済団体等、関係各方面に提言していく。
提言書の内容は以下の通り。

〇策定の経緯・位置づけ
・近年、デジタル化の進展やSDGs・カーボンニュートラルなど、世界中で産業構造やビジネス環境が大きく変化するなか、国際標準化をはじめとしたルール形成が、社会的な課題の解決、新産業・新市場の創造、企業の経営戦略ツールなどとして注目され、世界的なルール形成競争が激化している。
・国際標準化をはじめとしたルール形成は、市場の拡大・創出を目指すものであり、今後の持続的な経済発展のカギを握る。また、サプライチェーンにおける自律性の確保ならびに優位性ひいては不可欠性の獲得につながり、経済安全保障にも大きく寄与する。
・本年度の提言書は、2020年度「コロナショックからの教訓と経済社会の変革」、2021年度「カーボンニュートラルの実現に向けた経済社会の変革」に続く3部作の位置づけとなる。
・2020年度の提言事項「自立分散・循環型経済のネットワーク化による東京一極集中の是正」や2021年度の提言事項「カーボンニュートラルの実現」を目指すなかで、研究成果や技術、ビジネスモデルを確実に社会実装し、国際標準を獲得してビジネス展開することが持続的な経済成長につながり、経済安全保障にも寄与するということについて、本提言書で記述している。

〇主な提言(呼びかけ)【 】内は提言(呼びかけ)先
(研究開発から社会実装に向けて)
・目的・目標の共有や擦り合わせのための「共通言語」の活用、社会実装・標準化につながる研究開発等を行う。【産学官】
・スタートアップ等からの研究開発成果を、実証から社会実装、国際標準・規格の取得へと確実につなげるためのファイナンスを含めた適切なマネジメントを行う。【産学官】

(ルール形成・国際標準化)
・国際標準化をはじめとしたルール形成による市場拡大・創出について意識変革を図り、その市場創出の成功パターンと事例を関係者で共有したうえで、経営のあり方の検討にまで踏み込む。【産】
・ルール形成だけではなく、ルールが不利な方向で決まらないよう国際社会で立ち回るとともに、決まったルールに適切に対応する。【産学官】
・幅広い業種横断的な国際規格策定は民間だけでは難しい。政府が中心となって、国際的なエコシステムを主導し、統合的な取り組みを展開する。【産学官】

(社会実装・国際標準化推進によるサプライチェーン高度化等)
・中部圏においては、製造業を中心としたサプライチェーンにおけるすり合わせ技術等による高効率・高品質等のフィジカルの強みを、デジタル化により高度化・標準化し、システムとして海外に売り込むことを目指す。【産】
・中部圏では多様な産業・技術の連携により新規領域にチャレンジし、国際標準を獲得するなどの、産業・技術集積によるポテンシャルを生かす取り組みが求められる。脱炭素に向けて、需要側と供給側の平仄を合わせた水素・アンモニアのサプライチェーンの構築と社会実装の加速化を図り、ビジネスと技術の両面から国際標準化していくことを目指す。【産学官】

 

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