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第4回「中部の未来を考える会 『2050年の中部圏の姿を展望する ~マニュファクチュアリングからエンジニアリングへ~ 』」を開催

中経連は11月26日、名古屋市内において、国の出先機関と連携を図り、総合的・広域的な地域づくりを目的に第4回「中部の未来を考える会」を開催した。本シンポジウムには、本会会員、当地域の行政関係者や一般の方々など約400人が出席した。
冒頭、三田会長は、主催者代表挨拶で「世界各国との熾烈なグローバル競争や、少子高齢化・人口減少といった経済・社会環境が激変する中で、中部圏の強みである“ものづくり”をはじめ様々な産業が更なる進化を遂げるために何をすべきか、多くの課題が山積する今日において確かな光を探り当てる前向きな議論に期待したい。」と述べた。
第1部では、東京大学名誉教授の月尾嘉男氏より「日本と中部の目指すべき目標」と題して講演が行われた。月尾教授は「少子高齢化がさらに進む社会構造の変化に対応し経済・社会の活力を維持・向上するためには、日本の文化・伝統を改めて見直し、その長所を中小企業の発想力や観光産業・伝統産業などへ取り入れることが重要である。同時に国内外に情報発信して地域の文化・魅力を高めていくことが必要である。」と強調した。
第2部のパネルディスカッションでは、名古屋大学大学院環境学研究科の林教授をコーディネーターに、国の出先機関5局の局長と本会の佐々木副会長がパネリストとして出席し、「2050年の中部圏の姿を展望する - マニュファクチュアリングからエンジニアリングへ - 」をテーマに議論を交わした。 佐々木副会長は「中部圏が引き続きわが国の経済の牽引役となるためには、従来以上に自由で新しい発想や創意工夫を取り入れた新産業・新技術の創出による“ものづくり”が必要である。また、それを育む“人づくり”、さらには防災や少子高齢化時代に適合した“地域・街づくり”を進めることが重要である。」と発言した。

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