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「西日本経済協議会第54回総会 『地域の個性と資源を活かした強靭な国づくり』」を開催

中部および北陸、関西、中国、四国、九州の6経済連合会で構成する西日本経済協議会は、10月18日、第54回総会を名古屋市内にて開催した。総会には6経済連合会の会長をはじめ約180名が出席した。
総会では、幹事団体である本会の三田会長が座長を務め、北陸経済連合会の永原会長より前年度の活動報告を行った後、統一テーマ「地域の個性と資源を活かした強靭な国づくり -西日本からの提言-」に即して、各経済連合会の代表者が発言を行った。
本会からは中村副会長が登壇し、「わが国の再生と発展に向けたあるべき姿」をテーマに発言した。中村副会長は、わが国経済の再生にあたり、「ものづくり産業を支える人材の育成」、「経済成長を伴った財政健全化」、「防災・減災対策の推進と国家中枢機能のバックアップ体制の構築」の重要性を訴えた。
また、代表者発言後に、本会の須田評議員会議長より、「西日本広域観光連絡会」の活動報告があった。その中では、中部から九州までの広域観光ルート「エメラルドコース」の策定や東日本各地と連携した「日本横断観光キャンペーン」などの活動についての発言があった。
その後、京都大学名誉教授の中西輝政氏が「日本の再生に求められるもの」と題した記念講演を行い、引き続き、総会決議の採択が行われた。総会決議は①グローバル競争に打ち勝つ環境整備の推進、②持続的成長に向けた制度改革の推進、③災害に強い国土づくりの推進を柱に構成され、長期的・総合的なエネルギー政策の推進、税・財政・社会保障制度など制度改革の継続推進、国民生活、産業活動に必要な防災・減災対策の推進などが盛り込まれた上で、満場一致で採択された。
今回の決議文については、10月26日に要望活動を行う予定。
なお、来年度は関西経済連合会が幹事を務める。

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