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「中部圏イノベーション促進プログラム」第5回講演会(1/18)報告

中経連は、1月18日(金)、「中部圏イノベーション促進プログラム」第5回講演会を名古屋市内にて開催し、約90名が参加した。本講演会は、情報提供プログラム「フューチャーコンパス」として継続的に開催しているものである。

今回は、名古屋商科大学ビジネススクール教授の澤谷由里子氏を講師に迎え、「サービスイノベーションとは何か~事例から得られるヒント~」をテーマに、国内外の研究データを踏まえて今後の企業戦略等をご講演いただいた。

澤谷氏は、講演の冒頭でサービスイノベーションとは、「すべての産業領域をサービスシステムとして捉え、そこに存在する人、技術、製品、情報やネットワークなどを組み合わせて新しい価値創造を行うことではないか」と提起し、その上でSuicaの事例を取り上げた。Suicaの開発導入は、失敗の連続であったが、その原因が組織の中で共有され学びとして蓄積されていく「良い失敗」を繰り返したことから、革新的イノベーションが生まれた。多くの日本の企業には、知識やさまざまな資産が蓄積され、アイデアを社会に実装する基盤がある。この強みを生かしサービスイノベーションに取り組むことが大切であると締めくくった。

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