2025.6.4
活動報告
台湾全域で活動を展開する経済団体「中華民国工商協進会」の呉 東亮(ご とうりょう)理事長を団長とする訪日視察団が中経連を訪れ、水野会長、勝野副会長以下幹部と懇談した。
主な発言は以下の通り。
◆呉 東亮理事長
中華民国工商協進会は台湾で最も長い歴史を持つ経済団体で、半導体で有名なTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd.)をはじめ、約1,500社が加盟しており、台湾のGDPの約6割を占めている。今回の訪日では大阪・関西万博を視察し、さまざまなパビリオンを訪れた。中でも、ロボット工学の第一人者である石黒浩氏がプロデュースするシグネチャーパビリオン「いのちの未来」にとても感銘を受けた。台湾とものづくりの先進地域である中部圏が、ロボット産業や半導体産業をはじめとする多様な分野で協力関係を深めていくことができるよう、連携を強化していきたい。
◆水野会長
中華民国工商協進会とは2018年の訪日を契機に交流が深まり、2023年には中部圏と台湾双方の企業が最良のビジネスパートナーとして世界に貢献するため、「経済交流に関する覚書(MOU)」を締結した。世界経済を取り巻く環境はさまざまな課題を抱えているが、人的・経済的な民間交流が世界の発展や相互理解の促進のために必要であり、中経連は今後も貴会をはじめ台湾との交流を深め、世界の発展に努めていきたい。
私は6月に会長を退任し、新会長には勝野副会長が就任する。勝野副会長は強いリーダーシップと行動力を備えており、新体制への移行後も変わらぬご厚誼をお願いしたい。