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経済4団体主催「日銀講演会」(2/22)

中経連は、中部経済同友会、名古屋商工会議所、愛知県経営者協会とともに、日本銀行名古屋支店長の廣島鉄也氏を迎え、「最近の金融経済情勢と今後の展望」と題した日銀講演会を名古屋市内で開催し、水野会長をはじめ4団体の会員約240名が参加した。
講演会では、米国・欧州・中国の経済情勢に触れた上で、国内の個人消費や実質雇用者所得、労働需給、転職市場、正社員・パート従業員の賃金格差などの現状や東海3県の業況、工場立地とインバウンドの動向が解説された。
廣島氏は、日本銀行の金融政策上、注視している物価上昇について、「『第1の力:輸入物価上昇の価格転嫁』が次第に減衰する中、『第2の力:賃金と物価の好循環の高まり』が強まっていく流れを確認することが重要である」と力説した。また、今年7月に発行する新しい紙幣の肖像となる偉人と日本銀行のつながりを紹介した後、「物価と賃金の好循環には“人材の成長”が不可欠になるため、何よりも人への投資が拡大する経済が見たい」と国内経済に対する今後の期待を述べた。

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