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第12回定時総会 水野会長挨拶(6/13)

世界では、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や地政学リスクの台頭、インフレの進行、各国の利上げと株式・為替市場の不安定化、そして景気後退への懸念など、不確実性が依然として高まっています。
一方、日本では、海外経済の減速懸念がある中で、内需中心の景気回復の持続性を評価する年となると考えています。内需の展望を見極める上で、特に人手不足の解消と価格転嫁の浸透が重要となります。

中経連は、このような状況の下、2021年6月に中期活動指針「ACTION2025」を策定し、付加価値の創造、人財の創造、魅力あふれる圏域の創造を目指す活動を進めています。
具体的な2022年度の活動として、いくつか紹介します。
・経済の早期回復を促すための要請を引き続き実施しました。
・各委員会では、「社会実装・国際標準化推進による持続的な経済発展」や「産学連携による人材の育成」、2023年度税制改正に関する意見などを提言書や要望書としてまとめ、積極的に発信・要請しました。
・ナゴヤ イノベーターズ ガレージでは、イノベーター同士の交流を深めるために「アネックス」という新たなワンフロアを増設し、起業家のコミュニティ形成支援を強化しました。
・今年2月には「第1回中部圏広域産学官連携協議会」を開催し、広域連携および産学官連携による共通する地域課題への対応について議論を開始しました。
・中部地域で活躍する女性エグゼクティブがメンバーである「なでしこの会」では、中部圏の住みやすさ、働きやすさ、観光の魅力について話し合い、広く発信するイベントを開催しました。
これらの活動を会員の皆さまや産学官の関係者と共に進めることができた2022年度について、改めてご支援とご協力に心から感謝申し上げます。

2023年度は、「ACTION 2025」の中間点となる3年目です。これまで進めてきた産学官・地域間の連携による地域力向上活動を土台にしつつ、地域の活力向上をさらに進めます。具体的には、リニア中央新幹線の開業によるスーパー・メガリージョン形成を見据えた地域の創生、次世代モビリティをはじめとする産業振興、カーボンニュートラル社会に近づける革新技術の社会実装、イノベーションの活発化など、さまざまな取り組みに果敢に取り組んでまいります。
例えば、イノベーションについては、ナゴヤ イノベーターズ ガレージを中心に、愛知県が建設中のSTATION Aiや、なごのキャンパスと連携し、新規事業の創出やスタートアップの育成を加速させます。また、ガレージのあるナディアパークとその周辺エリアは、スタートアップの拠点としてだけでなく、若者たちが集まる場となり、地域の活性化に貢献するために、まちづくりや賑わいづくりに地域・行政とともに積極的に取り組みます。
カーボンニュートラルについては、産学連携の象徴的なイベントとして、「第1回カーボンニュートラル共創シンポジウム」を東海国立大学機構と共催で7月7日に開催することが決定しました。このシンポジウムでは、資源・エネルギーのない日本における「カーボンニュートラル」や「循環型社会」への転換に向けた課題や多様な方策、研究開発動向などについて紹介し、議論を行います。また、5日と6日にはプレイベントも開催されますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
本年度は、今が、経済・社会の大きな転換点にあるという強い認識と危機感を持ち、中部圏の経済を一段高い成長軌道に乗せるための「骨太のビジョン」や、その実現に向けた方策・活動について検討を開始します。未来に向けてさらなる成長を遂げるため、一層情熱を傾けてまいります。
中部圏の持続的な発展に貢献していけるよう、私が先頭に立ち、全力で取り組んでまいりますので、会員の皆さまにおかれましても、引き続き、多大なるお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

2023年6月13日

 

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