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企業防災講演会「気候変動による海面水位上昇と今後の海岸保全のあり方」(7/14)

企業防災委員会は、7月14日(火)、企業防災講演会をオンライン形式で開催、水野会長をはじめ92名が参加した。高知工科大学システム工学群教授の佐藤愼司氏を講師に迎え、「気候変動による海面水位上昇と今後の海岸保全のあり方」と題して講演いただいた。
本講演は、2019年度の活動として3月に企業防災委員会の第1部として開催する予定であったが、新型コロナウイルスの影響により延期となり、オンライン開催へ形を変えたものとなる。遠隔地から参加できるなどの利点もあり、多くの方に参加いただくことができた。

講演の中で佐藤氏は、「今後の海岸保全は、過去のデータにもとづきつつ、気候変動による影響を考慮した対策へ転換する」と話し、「平均海面水位が2100年に1m程度上昇する悲観的予測も考慮し、これに適応できる海岸保全技術の開発を推進し、社会全体で取り組む体制を構築する必要がある」と訴えた。
なお、同時に行う予定であった、中部地方整備局総括防災調整官の國村一郎氏による講演「激甚化する風水害と河川の現状」については、令和2年7月豪雨の影響により直前で中止となった。そのため、別途収録した國村氏の講演を、YouTube配信にて8月12日に会員限定で案内した(佐藤氏の講演もあわせて配信)。

オンライン講演会および講演内容のオンライン配信は、いずれも中経連にとって初の試みであったが、より多くの会員の皆様に有益な情報を提供する手段として今後も活用していきたい。

高知からオンラインで講演いただいた佐藤教授

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