中部国際空港利用促進協議会は、中部国際空港 セントレアが、その機能を十分に発揮していくことが可能となるよう、地域が一体となって、同空港の利用促進・活用等の取り組みを総合的に推進していくことを目的に、地元自治体、経済団体等によって2001年に設立されました。
1.組 織
一般社団法人中部経済連合会、名古屋商工会議所、愛知県、岐阜県、三重県、名古屋市、中部国際空港株式会社および賛助会員(関係企業・団体)で構成。
【事務局】一般社団法人中部経済連合会、名古屋商工会議所
役員一覧(2025年7月現在)
2.主な活動内容
セントレアの航空旅客・取扱貨物の増加を図ることで新規路線を誘致し、航空ネットワークの拡充を目指します。
◆路線拡大促進事業
①インバウンド広域連携事業
中部国際空港発着の航空便を利用した訪日外国人観光客の増加に向け、複数の構成団体が連携して、海外からの誘客を目的とした広域プロモーションを実施し、中部地域の認知度向上を図っています。
➁地域特性を踏まえた航空会社との連携事業
各自治体と友好関係にある国内外の都市間で航空需要拡大に資する事業を実施し、誘客を促進しています。
③国内線利用促進事業
就航先の地域と中部地域の交流・対流の促進に資する自治体・経済団体間が連携した事業を実施し、国内インバンド・アウトバウンドの増大を図っています。
④国際線利用促進事業
国際線の利用促進(インバウンド・アウトバウンド)に資する事業を弾力的に実施することで、中部国際空港の海外路線拡充を図っています。
◆フライ・セントレア事業
地元企業に対して海外渡航の際のセントレアの優先利用を呼びかけ、地元のビジネス需要の確実な取り込みを図ります。近年は、「フライ・セントレア・パートナーズ」を立ち上げ、セントレアの復便、路線維持・拡大に向けた活動を強化しています。賛同企業・団体には、各種特典が付与されます(会費無料)。
◆地域連携拡大事業
将来の利用者である若年層やファミリー層を対象にセントレアや飛行機を身近に感じてもらう興味喚起に資する事業を実施しています。
◆空港アクセス拡大支援事業
セントレアを発着するバス等の空港交通の認知拡大活動や、交通事業者間などとの連携による利用促進の取り組みを支援しています。
◆フライ・セントレア・カーゴ事業
地元企業に対して国際航空貨物のセントレアの優先利用を呼びかけるとともに、物流関係企業に対して各種支援メニューを用意し、セントレアの貨物取扱量の増加を図っています。
◆重点路線支援事業
減便等の縮小や運休の可能性がある路線、早期の需要拡大・安定化が必要な路線、長距離路線や単独路線など運航安定化が地域に与える影響が大きな路線を対象に、効果的な事業を柔軟かつ機動的に実施しています。