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参与会議を初めて開催

中経連は1月20()、参与会議を開催し、参与等24名が出席した。

中経連では、中部5県下の各地域との連携を強化し、広域連携の定着化を図るため、商工会議所、商工会議所連合会、経営者協会など主要経済団体の専務理事等に参与を委嘱している。このたび、各地域の課題や取り組みを情報共有し、中部圏の更なる発展を目指した活動を共に進めていくことを目的に、初めての参与会議を開催した。

会議では、まず事務局より、(1)中経連事業活動の主なポイント、(2)提言書「日本のものづくりの競争力再生と産業構造転換の促進」のポイント紹介、(3)WEBを使ったビジネスマッチングシステム「eEXPO」の紹介、(4)昇龍道プロジェクト」について説明を行った。

続いて、出席者から、各商工会議所の特徴ある取り組み、中経連に対する要望等について活発な意見をいただき、中小企業支援、インフラ整備、観光振興等で、今後の連携を深めていくことを確認することができた。

会議終了後の交流会では、出席者と中経連事務局が各地域の重要課題や今後の連携・協働等について熱心に語り合った。

中経連事業活動に対する意見・要望等は、以下の通り。

 

◆中小企業支援

・eEXPOを通じて大企業と中小企業のビジネスマッチングを盛んにしてほしい。

・ビジネス支援を行うにあたって「目利き」の出来るコーディネーターの人材育成をお願いしたい。

・全国514の商工会議所のネットワークをはじめ、当地域の商工会議所・支援機関の支援活動やイベントも念頭に置いて活動してほしい。

 

◆経済政策に関する要望

・ものづくりの競争力再生を実現できるような、中経連の提言を期待する。

・政府の成長戦略を実現できるよう、規制緩和を働きかけてほしい。

・適正な為替レートを維持できるよう要望してほしい。

 

◆街づくり、インフラ整備等への要望

・リニアの実現により、中部圏が首都代替機能を担っていけるよう、広域経済団体として国に働きかけてほしい。

・リニアが実現したとき、飯田から名古屋まで20分の距離になる。山の観光地を活かすために、ご協力いただきたい。

・道路整備の推進をお願いしたい。〔ex. 東海環状自動車道(西廻り部分)、新名神高速道路(四日市~亀山西JCT間)、三遠南信自動車道、中部横断自動車道など〕

30年先には人口が激減するので、地域の広域連携が長期的な課題になる。インフラ整備等の広域的な課題について、商工会議所との連携を強化して要望を行ってほしい。

 

◆観光振興

・昇龍道プロジェクト推進を通じて東海北陸地域の更なる観光振興を期待する。

・静岡県では昨年、富士山が世界遺産、茶草場農法が世界農業遺産に認定された。今後、韮山反射炉(伊豆の国市)が世界文化遺産、伊豆半島が世界ジオパークの認定を目指しているので、これらを昇龍道の中に取り入れてほしい。

・各地域でのイベントにご支援・ご参加をいただきたい。〔浜名湖花博(平成26321日~615日)、徳川家康公顕彰四百年記念事業(2711日~1231日)、善光寺御開帳(2745日~531日)など〕

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