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中部地域産業防災フォーラム等が「企業防災フォーラム」開催

1月25日、中部地域産業防災フォーラム(会長:三田敏雄・中部経済連合会 会長)は、庄内川流域水防災情報評議会、国土交通省中部地方整備局とともに、シンポジウム「企業防災フォーラム~タイ洪水に学び、防災力の向上~」を名古屋市内で開催し、同フォーラムの会員、中経連会員、大学・行政関係者、一般市民など約150名が参加した。

冒頭、三田会長は、主催者挨拶の中で「中部圏が被災した場合、日本経済に与える影響が甚大であることから、今後も関係機関が連携を深め、この地域の防災・減災力向上に努めていかなくてはならない」と述べた。

次に、東京大学生産技術研究所教授の沖大幹氏が「タイ洪水の概要とその後の対策」、住金物産㈱インフラ事業推進部担当課長の野中志郎氏が「タイ洪水における企業の対応」、中部地方整備局河川部長の五十嵐崇博氏が「国土交通省におけるタイ洪水への支援対応」と題して講演・報告を行った。

続いて、中京大学総合政策学部教授の奥野信宏氏をコーディネーターに、上記の講演・報告者3名と、元NHK災害・気象センター長の小嶋富男氏、名古屋大学大学院教授の辻本哲郎氏の2名を加えたパネリスト5名で「中部経済圏を都市水害から守るために必要なこと」をテーマにパネルディスカッションを行い、産学官それぞれの立場から中部圏の防災力を向上させるための具体的な課題等について活発な議論が交わされ、参加者一同は熱心に聴講した。

なお、「中部地域産業防災フォーラム」は、平成24年4月に中部経済連合会と中部経済産業局が災害に強いものづくり中部の構築に向けて設立。企業をはじめ自治体・大学・支援機関の連携を促進し、中部圏の産業防災・減災に対する活動の支援、中部圏の産業防災・減災の今後のあり方などを検討する場として活動を展開している。

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