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「中部圏イノベーション促進プログラム」第8回講演会(5/17)報告

中経連は5月17日(金)、「中部圏イノベーション促進プログラム」第8回講演会を名古屋市内にて開催し、約120名が参加した。今回は、(株)三井住友銀行常務執行役員の工藤禎子氏を講師に迎え、「イノベーションへの取組~未来マップを描いて」と題して講演をいただいた。 

<講演要旨>

未来が見えにくくなっている今、「あるべき社会の未来像」は自ら考えることが大切であり、女性や外国人、他部署間の多様な視点から未来への変化を捉え共有することが重要である。ビジネスで他社と連携する場合、根底の世界観がずれると一緒に取り組んでも上手くいかない。例えば、SDGsの取り組みは、世界観、さらにはビジネスの方向感も共有しやすいと思う。世界観を外部と共有していくことがビジネスの成功につながっていく。

イノベーションを主導しているフィンテック企業の登場で、金融機関と他産業(特にIT業界)の垣根が低くなり、双方が業界を越えて競合、協業することが当然となった。顧客ファーストで使いやすいビジネスモデルの開発がこれまで以上に必要となっている。

日本は課題先進国であり、課題を解決するイノベーションを起こせば、東南アジアや中国など将来同様の課題に直面する国々に対してビジネスチャンスが生まれるのではないか。 

※フィンテック:ITを駆使して提供される、「利便性」「効率性」を備えた新たな金融サービス

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