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第42回Next30産学フォーラム(1/28)報告

Next30産学フォーラムは、第42回目のフォーラムを名古屋栄ビルにて開催、26名が参加した。

今回は、名古屋工業大学大学院工学研究科電気・機械工学専攻助教の岩本悠宏氏による講演、大同大学情報学部総合情報学科かおりデザイン専攻准教授の棚村壽三氏による講演&ワークショップを行った。

岩本氏は、「とてもやわらかい永久磁石と振動発電への応用」と題して、自らが開発したゴムのように非常に柔らかく、周囲にコイルを設置しゴムを変形させるだけで、発電や同時にセンサーの働きもする永久磁石エラストマーを紹介。この新規機能性材料について、磁石の基本的な仕組みから動画を交えて分かりやすく解説した。今後爆発的に普及するIoT社会に必要不可欠な振動で発電する技術として、無線センサーへの活用が期待されていることから、今後も企業との共同研究を軸に実用化に向けてさらに研究を進めていきたいと述べた。

棚村氏は、「嗅覚使ってますか? ~嗅覚・味覚を刺激する体験~」と題して、自身が関わる仕事として、自動車や住宅の室内や内装材のにおいを測る研究を紹介するとともに、においを感じる嗅覚は、普段の情報量としては五感の中で5%未満であり、視覚・聴覚に比べると少ないことを説明。その後、参加者はカップのふちにさまざまな香料を付け、砂糖とクエン酸が入った水の飲み比べを行い、香りが違うだけで舌が感じる味覚に大きな影響が与えられることを体験した。

その後の懇親会では、参加者が講師を囲み、それぞれの研究や業務内容について意見を交わすなど、一層の親睦を図った。

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ワークショップで盛り上がる参加者たち

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