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産業・技術委員会「ファインセラミックスセンター見学会」(11/27)報告

産業・技術委員会は、11月27日(火)、(一財)ファインセラミックスセンター(JFCC)の見学会を実施し、26名が参加した。
ファインセラミックスセンター(JFCC)は、中部の経済界、自治体の協力によりファインセラミックスに関する研究、試験、評価を行う公益法人として1985年に設立された。その後研究領域を拡大して、現在は「材料技術研究所」と「ナノ構造研究所」の2つの研究組織を連携させ、新しい材料の市場導入に向けて世界トップレベルの研究に取り組んでいる。
当日は、JFCC専務理事の吉田盛厚氏による挨拶に続き、JFCCの概要と材料計算科学について説明を受けた。その後、研究設備の見学に移り、担当者から機器や研究内容の説明を受け、参加者は理解を深めた。

<今回見学した設備>
・最先端電子顕微鏡評価装置
・人工太陽熱利用評価装置
・人工股関節の信頼性評価装置
・航空機エンジン用コーティング装置
・過熱水蒸気処理装置(成形体脱脂・CFRPリサイクル応用)

今回の見学会のアンケートから、参加者の4割がJFCCの存在を知らなかったことが判明したが、参加者ほぼ全員から「満足・ほぼ満足」「理解できた」の評価を得た。また、「JFCC利活用を検討してみたい」「自社研究の推進に有意義であった」などのコメントも出された。
JFCCでは毎年度「JFCC研究成果集」をまとめており、毎年7月頃には「研究成果発表会」を名古屋・東京・大阪で開催している。
JFCCを世界最先端の材料技術開発・ナノ構造解析の研究機関として認知していただき、利活用をお願いしたい。
【詳しくはJFCCホームページ(http://www.jfcc.or.jp/)をご参照下さい】
◆JFCC概要(PDF)
◆2018年度研究成果発表会成果集
研究成果(PDF) 最先端機器・技術(PDF)

産業・技術委員会では今後も中部圏における世界最先端の研究施設を紹介しながら、独創的なイノベーションや新たな産業振興につながるヒントを探求していく。

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最先端電子顕微鏡評価装置の説明に熱心に耳を傾ける参加者たち

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