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第12回中部コーディネータ研究フォーラム(3/26)報告

3月26日(月)、中経連は「第12回中部コーディネータ研究フォーラム」を開催し、中部5県のよろず支援拠点コーディネータ、支援機関・大学のコーディネータ、中堅・中小企業支援に関する有識者・研究者など19名が参加した。

はじめに、セレンディップ・コンサルティング(株)代表取締役会長の髙村徳康氏を講師に迎え、「後継者不在による『技術断絶』を回避せよ!~M&Aによる事業承継とプロ経営者派遣~」と題し、ご講演いただいた。同社は中小企業の後継者難と廃業増への危機感から、株式取得とプロ経営者派遣による経営の近代化と事業承継を支援しており、同社のビジネスモデル や支援事例が紹介された。

続いて、セレンディップ・コンサルティング(株)シニアコンサルタントの松山豊氏、ならびに同社からプロ経営者(CFO)を受け入れて経営改革を推進する(株)協立製作所代表取締役社長の豊田秀行氏、CFOとして派遣された梅下翔太郎氏を交えたパネルディスカッションを行った。豊田氏は先代社長の急逝により経営を託された現場たたき上げの経営者だが、株式売却やプロ経営者受け入れに至った経緯、経営改革の取り組みなど、中小企業経営の苦労話を紹介された。

パネルディスカッションの後は、活発な質疑が行われ、「本フォーラムで紹介された方法は事業承継問題を解決する方策の一つとして有効」という意見が多くあがった。

次回は6月に開催する予定である。

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