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資源・環境委員会 見学会(11/30~12/1)報告

資源・環境委員会は、1130()12月1日()、青森県にある原子燃料サイクル施設やリサイクル燃料備蓄センター等の見学会を開催、委員長の水野副会長はじめ19名が参加した。

今回の見学会は、原子力発電所の使用済燃料から再利用可能なウランとプルトニウムを取り出す「再処理」を主な業務とする原子燃料サイクル施設(青森県六ヶ所村)と、「再処理」するまでの間、使用済燃料を安全に貯蔵・管理するリサイクル燃料備蓄センター(青森県むつ市)等を見学し、原子燃料サイクル推進の現状について理解を深めた。

1日目は、リサイクル燃料備蓄センターを見学。現在事業開始に向け準備中の使用済燃料乾式貯蔵施設の概要と事業進捗状況について説明を受けた。東京電力と日本原子力発電の使用済燃料を最終的には5,000トン、最長で50年間にわたり貯蔵・管理するとのことであった。

2日目は、大規模な風力・太陽光発電から、核融合研究所まで、多種多様なエネルギー関連施設が集積する「むつ小川原開発地区」を訪れるとともに、日本原燃の原子燃料サイクル施設を見学。使用済燃料再処理工場や低レベル放射性廃棄物埋設センター等で説明を受け、使用済燃料から再利用可能なウランとプルトニウムを取り出し、MOX燃料に加工する技術等を学ぶことができた。

参加者からは、「原子燃料サイクルの重要性が理解できた」「個人ではなかなか見られない施設を見学できる貴重な機会であった」等の感想を聞くことができた。

本委員会では、今後も委員の皆様からの意見・要望を取り入れながら、将来のエネルギーのあり方につき考える活動を検討・推進していきたい。

 

※MOX燃料:ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料のこと

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                                            六ヶ所核融合研究所にて

 

 

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                        原子燃料サイクル施設にて説明を受ける参加者たち

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