2025.11.28
活動報告
中経連は、外国にルーツを持つ子どもを対象に日本語・学習支援を行う地域日本語教室とボランティア活動に関心のある企業人をつなぐ「研修およびマッチングイベント」を名古屋市内で開催した。6回目となる今回は(株)アイシン、愛知製鋼(株)、(株)ジェイテクト、中部電力(株)、中部電力ミライズ(株)、(株)デンソー、(株)豊田自動織機、トヨタ車体(株)、豊田合成(株)に勤務する従業員の有志約30名が参加した。
本活動は、2022年度から、愛知県経営者協会や愛知県などと産官連携事業として取り組んでいる。文部科学省の調査によると、2023年5月現在、外国にルーツを持つ日本語指導が必要な児童生徒数のおよそ4割が中部5県に暮らしており、この内、愛知県は最多(13,984人)となっている。一方で、受け皿となる日本語教室は運営や講師役を担うボランティア人材の高齢化や学習場所の不足などに直面しており、子どもの就学・進学や社会進出に向けた対策が急務となっている。
今後、国際的な人材獲得競争の激化が予想される中、中経連は引き続き、「外国人から選ばれる地域づくり」および「外国人と共生できる、安心・安全な地域づくり」に貢献していく。
