2025.10.17
活動報告
・開催日:9月22日(月)
・参加者:経済委員長の高原副会長、産業・技術委員長の宮崎副会長をはじめ54名(講演会は107名が聴講)
第1部の講演会では、東京大学大学院情報学環教授の越塚 登氏を講師に迎え、「サプライチェーンや産業間のデータ連携の現状と課題」をテーマに講演いただいた。
第2部では、高原委員長の挨拶に続き、事務局よりサプライチェーンにおけるデータ連携の現状と課題について説明をした後、意見交換を行った。また、次年度以降の活動も見据え、会員企業の取り組み状況や課題を把握すべく、会員企業を対象にアンケート調査を実施する旨を説明した。
意見交換では、委員からは「データ連携をする以前に、データの単位を統一するなど、データの作り方を統一する必要がある」「データ連携に関する具体的なメリットについて議論していくべき」「中小企業のデジタル化の取り組みは徐々に進展している。一方、DXを推進する人材の育成や費用の確保が大きな課題となっている」などの意見が出た。
最後に、宮崎委員長は、「DX推進のステップとしては、組織横断・工場・全社展開の段階で、その先にあるサプライチェーンの展開や産業の多様化・社会システムの変革などを視野に入れる必要がある。今後はこうした取り組みについて掘り下げた提案をしていきたい」と総括した。

高原 経済委員長

宮崎 産業・技術委員会