2025.8.5
活動報告
・開催日 7月24日(木)
・参加者 経済委員長の高原副会長、産業・技術委員長の宮崎副会長をはじめ66名
(講演会は180名が聴講)
第1部の講演会では、ダイハツ工業(株)DX推進室デジタル変革グループ長の太古無限氏を講師に迎え、「現場主導の取り組みが企業を変える~現場発AI活用の真価、そのポイントとは~」をテーマに講演いただいた。第2部では、高原委員長の挨拶に続き、事務局より「製造業のスマート化」の概念について共有した上で、会員企業をはじめとする16社によるご協力の下、スマート化を巡る現場の実態や課題に関する調査結果を報告した。これらを踏まえ、今年度における両委員会の活動方針について審議し、方針案について合意を得た。
なお、今年度は「中部圏ビジョン2050」の中で一つの柱と位置付ける「DXとGXによる『製造業のスマート化』を起点にした『産業の進化と多様化』」の道筋を具体化する方針であり、経済委員会と産業・技術委員会が合同で検討を進める。
意見交換では、委員から、「スマート化に向けては一つ一つの場面における課題をクリアにし、最適な解決方法が何かを各社議論していくことが大事」「AIへの投資においては、費用対効果が明示しづらい」「自分から率先してスマート化を進めていこうとする人が現場に少なく、工場内でもスマート化が進みづらいことが課題」といった課題が上がった。
最後に、宮崎委員長は、「本テーマは簡単なテーマではないと認識している。今年度にとりまとめる予定の提言書は、実行可能性を重視した内容としたい。会員企業の皆様の現場を拝見し、意見を伺いながら作成を進めていきたい」と今後に向けた考えを示した。その上で、「引き続き、皆様からのご指導・ご協力をお願いしたい」と呼びかけた。

ダイハツ工業(株) 太古無限氏

経済委員会 高原委員長

産業・技術委員会 宮崎委員長