2025.6.13
プレスリリース / 会長コメント
本日、「経済財政運営と改革の基本方針2025(骨太の方針)」が閣議決定された。
わが国の経済財政運営における最重要課題は、30年続いたコストカット型経済から脱却し、人口減少下においても成長型経済への移行を確実なものにすることであり、その実現に向けて、本方針に記載された施策に不退転の決意で取り組んでいただきたい。
足もとでは、食料品を中心とする物価高などにより、家計や企業は厳しい状況に置かれている。今年度のわが国経済は、物価上昇を安定的に上回る賃上げにより、持続的成長と国民生活の豊かさの向上を実現できるかどうかの「分水嶺」に立っており、極めて重要な一年になる。
本方針で示されている、物価上昇を上回る賃上げの普及・定着、地方創生による地域課題への対応、GX・DXの推進、先端科学技術・スタートアップへの支援、防災・減災・国土強靭化などの主要分野は、いずれも本会が現在取り組んでいる活動と方向性を同じくするものである。
中経連としても、そこで示された考え方や施策を中部圏での取り組みに活かし、地域の魅力と競争力の向上につなげていきたい。
一般社団法人中部経済連合会
会 長 水野 明久