イタリア・リグーリア州※の商工会議所であるリグーリアインターナショナルの訪日視察団（代表：アレッサンドロ・ピッタルーガ氏）が中経連を訪れ、増田専務理事以下幹部と懇談した。
主な発言は以下のとおり。

◆ピッタルーガ代表
リグーリア州は地域活性化に向けて、世界中のスタートアップと連携したイノベーション創出に取り組んでいる。大阪・関西万博で、今年６月に開催するリグーリア州に関連するイベントを契機に活動を強化していきたい。州都ジェノヴァにはロボット工学やＡＩについて研究する大学や機関があり、ものづくりが盛んな中部圏とは親和性が高いと考えている。今後は、両地域の連携と交流をさらに深め、経済的な発展につなげていきたい。

◆増田専務理事
両地域の連携と交流の深化に向けて、まずは双方のネットワークを構築した上で、文化的・経済的なイベントなどを開催し、企業間の交流を増やすことから始めていきたい。また、イノベーションの創出には、両地域の経済界とアカデミアが一体となって取り組む必要があると考えている。リグーリア州においても産学連携による取り組みとなるような体制の構築をお願いしたい。

※西にフランスと接するイタリア北西部に位置し、海と山に囲まれた国際的な観光地。近年では、ロボット工学やライフサイエンスなどの分野でイノベーションが進んでいる。