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第12回中部地域懇話会(9/27)

9月27日(水)、中経連および国土交通省中部地方整備局は、第12回中部地域懇話会を名古屋市内にて開催し、水野会長、佐藤局長をはじめ22名が参加した。本懇話会は、中部圏の経済成長と発展に向けた意見交換を通じて、施策や取り組みに反映させることを目的に毎年開催している。

水野会長挨拶要旨
・交通インフラの整備は中部圏の発展に不可欠である。名豊道路や東海環状自動車道などの整備が進んでいるが、首都圏や関西圏に比べると、未整備のインフラが散見される。引き続きご尽力をお願いしたい。
・今年2月に開催した中部圏広域産学官連携協議会では観光、防災、デジタル化などの共通課題に加え、中小企業向けカーボンニュートラル推進施策などの新たな課題が上がった。各課題の解決には産学官が広域的に連携する必要がある。引き続き協力をいただきたい。
・中経連では、2050年の中部圏のありたい姿を示す「骨太ビジョン(仮称)」の議論を始めた。新たな国土形成計画や次期「中部圏広域地方計画」を踏まえながら検討を進めていく。

佐藤局長挨拶要旨
・国土形成計画では、「シームレスな拠点連結型国土」の構築を基本構想とし、従来の拠点開発ではなく、国土を軸に捉えた面的な開発に向けて各地の「地域力」を結集し、国土全体でつなぎ合わせることを思想としている。
・次期「中部圏広域地方計画」は国土形成計画を踏まえ、ものづくりの中部の特性を活かしたインフラ整備のあり方をしっかり議論していきたい。本計画は地方のマスタープランであり、具体的な内容は「社会資本整備重点計画」の地方ブロック計画に盛り込むことになる。
・今後は「国土強靭化基本計画」に基づく中期計画もあり、整備局として、この3つの計画策定に向けて迅速に取り組んでいく。

両団体トップからの挨拶後、整備局は新たな国土形成計画の主な施策、中経連は主要な事業活動を紹介するとともに、次期「中部圏広域地方計画」などについて活発な意見交換を行った。

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