中経連は９月６日(火)、長野県との懇談会を長野市内にて開催した。長野県からは阿部知事、関副知事をはじめ10名、中経連からは水野会長、碓井・松下副会長、中村理事をはじめ７名が参加した。

水野会長は、「デジタル化やＤＸの推進、カーボンニュートラルに向けた対応などを通じて、中部圏の持続的な発展や生活の質の向上に貢献していきたい」との意向を示した。阿部知事は、「時代の潮流をしっかり踏まえ、未来に向けた施策を展開していきたい。デジタル化や脱炭素社会の実現、新型コロナウイルス感染症など山積する課題の中で、一つでも二つでも一緒に取り組めることを見つけたい」と述べた。

自由懇談では、産学官が連携して初級・中級・上級のデジタル人材を育成する「信州ＤＸ推進コンソーシアム」の取り組みや、長野県の豊富な自然エネルギーを活用した脱炭素の推進、大都市圏から長野県への人や企業の呼び込みを強化する「信州回帰プロジェクト」などについて意見交換を行った。