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経済委員会、エネルギー・環境委員会共催 第3回講演会「カーボンニュートラルの実現に向けたエネルギーと社会の変革について」(10/14)

経済委員会とエネルギー・環境委員会は今年度、カーボンニュートラルと経済社会の変革に関する提言書を共同で作成する。それに伴い、9月より有識者による講演会を開催している。10月14日(木)、3回目の講演会を、会場(名古屋栄ビル)およびオンライン形式にて開催し、委員長の勝野副会長をはじめ158名が参加した。
国のエネルギー・環境政策に深く関与してこられた東京工業大学特命教授の柏木孝夫氏を講師に迎え、「カーボンニュートラルの実現に向けたエネルギーと社会の変革について」と題してご講演いただいた。

柏木氏は、EUタクソノミーに代表される欧米主導の極端な政策に振り回されるのではなく、需要サイドの省エネ推進や、合成燃料・CCUS・水素/アンモニア利用といった供給サイドのイノベーション推進など、2050年に向けた地に足の着いたトランジション期における取り組み(柏木氏は「日本版トランジションタクソノミー」と表現)の重要性を指摘した。
中部圏に対しては、ものづくり産業の国際競争力を向上する視点から、温室効果ガス排出量の算定基準など国際的なルールづくりを日本が主導できるよう国に意見提示すべきこと、水素利用は産業成長につなげるチャンスであることなど、示唆に富んだアドバイスをいただいた。

※CCUS:「Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage」の略で、分離・回収したCOを利用・貯留しようというもの。

 

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