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第2回エネルギー・環境委員会(1/27)

エネルギー・環境委員会は、1月27日(水)、2020年度の第2回委員会を、会場(名古屋栄ビル)およびオンライン形式にて開催し、委員長の勝野副会長をはじめ28名が参加した。
はじめに、2020年度の活動報告として、中部圏における資源循環経済圏の形成に向けた取り組み状況の説明とマイクログリッドの社会実装推進に向けて、ワーキンググループを構成し、「マイクログリッド導入ハンドブック」を作成していることを報告した。
次に、菅首相のカーボンニュートラル宣言からはじまった脱炭素化の動きとして、国や経済界の動向を説明するとともに、中経連が会員を対象に12月に行った、カーボンニュートラルに関するアンケート調査結果を紹介した。会員の75%がビジネスチャンスと捉えている一方で、技術革新やコストが課題であり、国に対して補助金や税優遇などの措置を求めていることを報告した。
続いて、カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略に対する提言の骨子案として、具体的なロードマップの提示やコスト上昇に対する社会全体の意識醸成などを提案した。
委員からは、「カーボンプライシングに対する慎重な議論の実施」「コストを社会全体で負担する仕組みの構築」「法令など規制緩和の実施」「技術が変革する際の旧技術の活用とそれを支える仕組みの構築」「イノベーションに関する大学などの教育の充実」などの意見が出された。今後、これらの意見を反映した提言を国の動きを注視しつつ、時宜に応じて発出していく。

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