中経連は、10月23日(金)、長野県との懇談会を開催し、長野県からは阿部知事、太田副知事、小岩副知事をはじめ７名、中経連からは水野会長、山浦副会長、佐々木副会長をはじめ6名が参加した。

阿部知事から、「中経連が経済委員会で検討を進めている『コロナからの教訓と経済社会の新生』に向けたデジタル化の推進など、提言に向けた考え方の大きな方向性は長野県も同じであり、ぜひ連携して活動に取り組みたい」との発言や、「広域で連携し、政府へ要請活動を行うのはどうか」との提案があった。

また、デジタルトランスフォーメーションの推進に必要な人材の育成について長野県から、「『ベンダー側の人材やユーザー側の人材など、育成すべき人材の能力』『人材を育成するための期間』『人材を育成するか、人材を誘致するか』など、さまざまな切り口で複眼的に考える必要がある」との発言があった。

中経連が推進している中部圏広域での産学官連携活動については、防災に関する知見の共有や、需要回復を見据えた広域観光など、各県で共通する課題解決などに向けて連携して取り組みを進めていくことを確認するとともに、阿部知事から、「人材育成・教育の分野についても取り組んではどうか」との提案があった。