
一般社団法人中部経済連合会
会長勝野 哲
CENTRAL JAPAN
ECONOMIC FEDERATION
会長挨拶
MESSAGE FROM
THE CHAIRMAN
一般社団法人中部経済連合会
会長勝野 哲
CENTRAL JAPAN
ECONOMIC FEDERATION
わが国は現在、加速する少子化や東京一極集中による地方の人手不足に直面するほか、米国による関税政策による影響が経済の先行きに不透明感をもたらしています。
とりわけ、中部圏においては、部品を含む自動車産業に対する関税の行方が懸念されます。
このような中においても、時代の潮流を確実に捉え、進むベき方向を見定めた上で、中部圏の明るい未来の実現に向けて力強く前進していくことが重要です。
中経連は2025年2月に、2050年頃の「豊かで持続可能な社会」の実現を見据えた「羅針盤」として、「中部圏ビジョン2050」を策定しました。
今年度は、その道のりを成長軌道につなげていくにあたり、「広域連携の強化」「オープンイノベーションの促進」「人材の育成・活躍」の3つを活動の柱に位置づけ、取り組みを推し進めていきたいと考えております。
具体的には、防災・減災対策の強化や広域観光の振興、東京一極集中の是正に資する活動のほか、GXとDXの同時進行による「製造業のスマート化」に向けた取り組み、将来を担う人材が当地で育ち活躍するための仕組みづくりなどに注力してまいります。
そして、3本柱を力強く進展させる推進力として、中部圏における半導体産業のさらなる振興に向けた取り組みを起動してまいります。
広域的な経済団体である中経連の役割は、当地の産学官金や地域を“つなぎ”、“挑戦と連携を引き出す”活動を通じて、中部圏の魅力や競争力の向上に向けた道を切り拓くことです。
会員の皆さまをパワーの源に『声と力をつなぎ、成し遂げる中経連』として、挑戦を続けてまいります。
引き続き、会員の皆さまからの変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い
申し上げます。