広域での産学官連携による地域共通課題への対応
観光、防災、デジタル人材育成など社会課題の多くは各地域で共通しています。そのため、広域で産学官が連携し、社会課題の解決に取り組み、相乗効果を生み出すことが中部圏の持続的発展につながります。本会では、2019年度から推進してきた広域での産学官連携活動を進化させ、2022年２月に「中部圏広域産学官連携協議会」を設置しました。本協議会の活動を活発化させ、広域課題に対する産学官の認識の共有、課題解決に向けた議論・解決策の推進に取り組んでいきます。
魅力と活力ある地域づくりの推進
本会では、これまで定性的に語られてきた中部圏の強み・弱みを定量評価し、伸ばし方の具体化に取り組んでいます。また、ウィズ・アフターコロナにおける観光動向を調査するとともに、コロナ収束後の需要回復期を見据えた広域観光地域づくりや観光ＤＸの推進など、中央日本総合観光機構が司令塔機能を発揮できるよう支援しています。さらに、コロナ禍により東京一極集中の弊害などの課題も改めて浮き彫りとなっており、是正に向けた機運醸成イベントの開催や政府への要望活動を名古屋商工会議所などとともに取り組んでいます。加えて、中部圏の産学官で活躍する女性で構成する「中部の魅力を語る なでしこの会」において、女性視点で中部圏の新たな魅力の発掘や情報発信を進めています。
