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21世紀中部の針路 ~活力溢れる中部を目指して~

 グローバル化、ボーダレス化が急速に進展する国際経済社会の中で、わが国は大変厳しい環境に直面しています。このような状況の中で、当地域は2005年に中部国際空港の開港、日本国際博覧会の開催を迎えます。当地域が先端的産業技術の世界的中枢として21世紀の地球社会をリードしていくためには、これらのナショナルプロジェクトを中部のさらなる飛躍の出発点と捉え、新産業の創出、世界都市機能の強化、広域国際交流圏の形成などを図る必要があります。
 こうした認識のもと、本会創立50周年の節目にあたって、2001年11月、次の5つの基本目標を掲げ、目標年次を2025年とする次代のグランドデザインとしての「21世紀中部の針路」を策定しました。

【基本目標】
 1.世界をリードする産業技術の拠点
 先端的産業技術の世界的中枢として発展するため、既存産業を高度化・複合化するとともに、新産業を適切に育成します。さらに、県境を越えた広域連携のもとに、産・官・学の総力を結集し、研究開発機関の誘致や企業立地を推進し、人材集積を高めていきます。

2.グローバルネットワークの形成
 中部国際空港の開港と日本国際博覧会の開催は、人・情報の交流密度を高め、海外交流と世界への情報発信としての役割が期待されています。これを機に、国際物流拠点としての機能を整備するとともに、産業、経済、技術、あるいは教育、文化など交流の緊密化を通して、グローバルネットワークを構築し、世界へ開かれた地域として発展していきます。

3.交流し、連携、躍動する広域交流圏
 当地域は、優れた地理的条件に加え、文化的・観光的資産に恵まれ、産業遺産も豊富に備えています。これらに加え、名古屋市をはじめとする各中核都市は、アミューズメント、エンターテインメントなどの機能を充実させ都市的魅力の向上を図り、既存の観光資源との相乗効果により、地域の賑わいと活力を盛り上げ、ネットワーク化を図るなどの機能強化を促進します。

4.優れた環境空間の形成
 環境先進地域とされている当地域においても、新たな課題が現れてきています。産・官・学、市民がそれぞれの使命を果たし、資源循環型社会を実現し、地球にやさしい地域社会を形成を目指します。また、世界に範となる環境技術や研究成果を、わが国のみならず世界に技術移転させ、国際貢献に努めます。

5.自立型社会の形成
 地域間・都市間競争も地球規模で展開される時代を迎え、既存の国の制度にとらわれず、地方が自らの責任で地域経営を展開する新しい地方分権社会へ移行していかなければなりません。府県制度や市町村制度を抜本的に見直し、特に市町村合併の促進と広域行政への移行により、自治体経営基盤を強化していきます。また、財源についても、国と地方の適正配分を行うよう見直しを図ります。

【プロジェクト提案】
 基本目標に掲げた魅力ある社会を形成するために、「21世紀中部の針路」では、次にあげるプロジェクトを広域的、総合的な視点のもとで具体化していくことを提案しています。

1.産業・技術高度化プロジェクト
(1)中部産業振興協議会
(2)先端技術開発拠点の形成
 ・健康医療産業都市の形成
 ・都心型リサーチパークの形成

2.広域国際交流圏形成プロジェクト
(1)スーパーロジスティックスの形成
(2)アミューズメント型リゾートパークの形成
(3)インターナショナルスクールなどの整備

3.資源循環型社会実現プロジェクト
(1)環境共生都市の形成
(2)広域防災拠点の整備

4.自立型社会実現プロジェクト
(1)道州制の実現

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