あけましておめでとうございます。
年頭にあたり、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申しあげます。昨年5月に、会長にご選任いただきましてから、はや半年余りが過ぎましたが、振り返ってみますと、昨年は本当に受難の年でありました。
3月11 日に発生しました東日本大震災は、非常に広い地域に甚大な被害をもたらし、多くのかけがえのない命が失われました。まだ不自由な生活を強いられている方も多くおられます。あらためて一日、一刻も早い復興をお祈り申しあげます。
震災の影響に加え、夏場には電力供給の制約、秋には日本列島に深い傷跡を残した台風やタイを襲った大洪水、トルコの地震、さらに一年を通しての記録的な円高や欧米経済の先行き不安など、強い逆風が次々と吹き荒れた年でした。
今年の景気見通しも、依然として厳しい状況が続くことが予測されております。
こうした中、日本のものづくりの中心地である中部経済界としましては、この難局を乗り越えるため、今まで培った知恵・経験と創造力を最大限に発揮し、皆様とともに、新たな「前進」をしていかなくてはならないと考えております。
私は、昨年11月の創立60 周年記念式典において、これからの中部圏は、地域の総合力を発揮し、「次世代自動車産業」、「航空宇宙産業」、「低炭素・資源リサイクル産業」、「長寿ヘルスケア産業」、「観光産業」の次代を担う5つのリーディング産業の育成や振興を図り、「世界のものづくりのトップランナーを目指す」と申しあげました。
既存産業の高度化、次代を担う新産業・新技術の創出による「ものづくり」に加え、それを育む「人づくり」を推進いたします。
平成39 年(2027 年)には、リニア中央新幹線の「東京~名古屋間」が開通する予定となっております。日本の真ん中に位置する中部圏の利点を活かしたグランドデザインを描き、魅力と個性に溢れ、住みやすい「地域・街づくり」に一層注力してまいります。
加えて、「中部国際空港の二本目滑走路」は勿論のこと、災害に強い道路網の整備などの「ものづくり」を支える社会資本の整備・強化をこれまで以上に力強く進めてまいります。
中経連は今年一般社団法人に移行し、「新生・中経連」として活動の幅を広げてまいります。この機会に、公益法人として設立された当時の志を思い起こすとともに、愛知・岐阜・三重・静岡・長野県の会員の皆様のご意見・ご要望をいただき、それぞれの地域の特徴を結集し、中部圏の活性化と持続的発展を目指して、前を向き、前に向かって進んでまいります。
最後に、今年一年の皆様のご活躍を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
平成24年1月
社団法人中部経済連合会
会長 三田 敏雄