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会長コメント

2016.06.09

第5回 定時総会 三田会長挨拶

昨年度のわが国経済は、好調な企業業績や前年を上回る賃上げなどを背景に緩やかな改善が続きましたが、昨年度後半から今年度にかけて、中国経済の減速などの影響もあり生産や設備投資の動きが弱まるなど、やや足踏みの状況がみられました。
中部圏におきましても、昨年度は、おおむね緩やかな改善の基調を持続しました。今年度に入り、少し足踏みの感があり、株式や為替相場、原油価格の動向、海外経済の不確実性などのリスク要因について注視する必要がありますが、緩やかな改善の基調が続くものと見ております。
6月2日、骨太の方針などが閣議決定されましたが、私ども経済界も、自ら、経済の活性化や、地域の創生に積極的に取り組んでいくことが重要であると考えております。

先月、伊勢志摩サミットが開催されました。世界経済が最大のテーマとなり、新興国経済に陰りが見え始めていることを最大のリスクとして捉え、協調して金融政策、財政政策、構造改革を進めていくことなどを内容とした「伊勢志摩経済イニシアティブ」の合意がなされました。このように、安倍総理の強いリーダーシップのもと、参加国が協調して政策を打ち出したことは、今後の世界経済やわが国経済に好影響が及ぶことが期待されます。また、伊勢志摩サミットの開催は、主要国の政府関係者や多くのメディアの方々に、当地域を紹介し、海外での認知度を一層高める良い機会となりました。
私どもは、官民で「伊勢志摩サミット東海会議」を組織し、中部国際空港や名古屋駅での歓迎、地域情報の発信など、訪日サミット関係者に対する各種事業を実施し、東海会議として約1,500名の海外からのお客様に、当地域の魅力を大いにPRすることができました。
この場をお借りして、会員の皆さまのご支援・ご協力に厚く御礼申し上げますとともに、今後は、サミット効果を活かし、インバウンドの更なる増加や、海外取引の拡大などに繋げていきたいと考えております。

今年度の中経連の活動は、引き続き「ものづくり」「まちづくり」「ひとづくり」を活動の軸に据え、国際競争力の強化と中部圏の創生を目指し、積極的に活動を展開してまいりたいと考えております。
事業全般では、中部圏におけるグローバル経済とローカル経済双方の活性化を目指します。
○「ものづくり」では、次世代自動車や航空宇宙産業などの次世代を担う産業の振興、中堅・中小企業の企業力強化に向けた活動などを行ってまいります。
○「まちづくり」では、リニア開通に伴うメガリージョンを見据えた「まちづくり」を推進するとともに、今年4月に取りまとめた「中部圏交通ネットワークビジョン」の実現に向けた活動を展開してまいります。
○「ひとづくり」では、人材育成に関する産学連携を推進し、産業・地域を支える人材の育成や、多様な人材の活躍促進に取り組んでまいります。

今年度も、中経連は、企業、大学、地域、行政などと幅広く意見交換を行うとともに、地域間、産学官の「連携」を一層強化し、「魅力と活力あふれる中部の実現」を目指して全力で行動いたします。
引き続き、会員の皆さまの一層のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

以上

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