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会長コメント

2013.04.01

新年度挨拶

わが国経済は、長期にわたりデフレの状況にあり、また、国内の「ものづくり」企業は、超円高をはじめ「六重苦」に直面するなど、厳しい状況が続いてきました。
しかし、昨年末に新政権が発足し、経済の再生を最重要課題と位置づけ、経済運営の基本方針、いわゆる「三本の矢」(大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略)が示され、その期待感から、行き過ぎた円高の是正、株価の上昇など明るい兆しが見え始めてきております。
2013年度については、世界経済の持ち直しや経済対策実施の効果などにより、景気は徐々に回復していくことが期待されますが、超円高を除けば「六重苦」は依然として残っており、また、グローバル競争の激化、日中関係や欧州の信用不安等に対する懸念もあり、引き続き先行きが見通しにくい状況にあります。
このような状況のなか、中経連は「ものづくり」「人づくり」「地域・街づくり」を強力に推進し、中部圏の更なる発展を目指してまいります。
まず、「ものづくり」については、中部圏の次代を担う産業の振興を図るとともに、「地域産業」(各地の資源や技術を活かし特色ある"もの"づくりに励む企業群)や「農林水産業」の振興にも取り組んでまいります。その際、「ものづくり」の競争力を強化するため、ソフト・サービスを組み込み、お客さまに新たな価値を提案するなど、「ものづくり」を新しいステージへとステップアップさせてまいります。また、そのために、研究開発力・商品開発力をより一層強化してまいります。
次に、「人づくり」については、企業の発展に不可欠な「ものづくり」を支える優秀な人材や、世界を相手に活躍できるグローバルな人材を育ててまいります。一昨年度より多くの大学に入会していただき、交流を促進しておりますが、引き続き産学の連携を強化し、「人づくり」への取り組みを推進してまいります。
「地域・街づくり」については、人口減少・高齢社会の到来や、2027年のリニア中央新幹線の開通を見据え、豊かで住みやすく魅力溢れる中部圏づくりに取り組んでまいります。また、南海トラフ巨大地震が想定され、防災・減災に対する取り組みが喫緊の課題となっていることに加え、高度成長を支えてきた社会資本の経年劣化も顕在化しつつあります。それらの対応を図るとともに「ものづくり」を支える社会資本として、高速道路網や港湾、空港等の着実な整備促進に取り組んでまいります。
そのため、会員の皆様や各地域のニーズを積極的に把握し、「行動する中経連」として、委員会、懇談会活動を活発に行い、国をはじめ関係機関等に対し、提言・要請活動を精力的に実施してまいります。また、広域経済団体として、連携・交流を促進し、「中部の明るい未来」の実現に向け全力で取り組んでまいります。

以上

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